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「為替が物価に大きな影響」円安の流れ再び 一時1ドル=155円台に下落

2024年5月8日 16:13
「為替が物価に大きな影響」円安の流れ再び 一時1ドル=155円台に下落

円安の流れが再び強まり円相場は8日、一時1ドル=155円台まで下落しました。

外国為替市場で、円相場は7日から1円以上円安が進み一時1ドル=155円台まで下落しました。円相場は先週、為替介入とみられる円買いなどをうけて、一時1ドル=151円台まで円高が進みましたが、日本とアメリカの金利の差が当面の間、縮まらないとの見方が改めて広がり、再び円を売ってドルを買う動きが強まりました。

日銀 植田総裁
「為替レートは経済・物価に大きな影響を与えるものですし、動向次第で金融政策上の対応が必要になると考えている」

一方、日銀の植田総裁は8日の国会で「円安の動きを十分に注視している」などと述べ、改めて市場をけん制しました。

また「過去の局面と比べて為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなっている」との認識を示し、円安が物価上昇につながりやすくなっていることを示唆しました。

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