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米中関係改善期待で また過去最高値更新

2019年11月6日 8:07

5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価はアメリカと中国の関係改善に対する期待を背景に、2日連続で過去最高値を更新して取引を終えている。

5日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から30ドル52セント値を上げ2万7492ドル63セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も1.48ポイント上げて8434.68で取引を終えている。

イギリスの有力紙が5日に、アメリカが9月に発動した中国製品に対する追加関税の撤回を検討していると報じたことから、貿易をめぐるアメリカと中国の摩擦が改善に向かうとの期待がさらに高まった。

中国との関係が深い「ボーイング」が買われるなどし、ダウ平均は取引時間中、終値ともに2日続けて過去最高値を更新した。ただ、ダウ平均はこれまでの上昇の反動から取引終了が近づくにつれ当面の利益を確定させるための売りが出て、上げ幅を縮小して取引を終えている。

市場関係者は、「主要な決算発表は終わったのであとは米中関係が最重要視されてくる。両国の署名に関する具体的な日程などが出てくればダウ平均の2万8000ドル突破もみえてくる」と話している。