フランスを訪問中の中国の習近平国家主席は7日、マクロン大統領のゆかりの地であるピレネー山脈を訪れ、親密さをアピールしました。

習主席は7日、マクロン大統領とともに雪が降る中、ピレネー山脈のツールマレー峠を訪れ、昼食会に臨みました。

この場所は、マクロン大統領の祖母の家に近い大統領のゆかりの地で、去年、マクロン大統領が中国を訪問した際に、習主席がゆかりの地である広東省に招待したことから、同様のもてなしをした形です。

AFP通信によりますと、フランス側は、ウクライナ侵攻や貿易について、率直な対話をするために異例の対応をとったかたちで、両国の緊密な関係をアピールする狙いとみられます。

習主席は、このあとセルビアとハンガリーを訪問する予定で、アメリカ主導の対中包囲網にくさびをうちこむ狙いもあるとみられます。