イスラエル軍の報道官は現地時間27日夜、パレスチナ自治区ガザ地区で「地上部隊が作戦を拡大している」と発表しました。

また空からの攻撃でも地下施設やインフラなどを大規模に攻撃しているとして、現地の映像からは断続的に爆発が起きているのが確認できます。

イスラエル軍はガザ地区の住民に南部へ避難するようにあらためて呼びかけています。

ロイター通信などによりますと、ガザ地区では激しい砲撃のため、携帯電話やインターネットなどが使えなくなっているということです。

7日にガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがロケット弾による大規模な攻撃を行ったことを受け、イスラエル軍は報復の空爆を行ってきました。

さらにイスラエル軍は封鎖したガザ地区の周辺に部隊を集結させ、26日と27日には「戦闘の次の段階に備えるため」としてガザ地区で空爆と小規模な地上作戦を行うなど地上侵攻が近いことを示唆しています。