北欧・スウェーデンのアンデション首相が14日、辞意を表明しました。先に行われた総選挙で自身の率いる勢力が敗北したことを受けてのものです。

スウェーデンで11日に行われた総選挙では、反移民を掲げる極右の野党・民主党を含む右派勢力が躍進し、アンデション首相が率いる与党・社会民主労働党を中心とする中道左派勢力は過半数を割ることが確実になりました。この結果を受け、アンデション首相は14日、辞意を表明しました。

アンデション首相はスウェーデン初の女性首相として去年就任しました。今年、ロシアがウクライナへ侵攻すると、軍事的な中立政策を転換し、NATO（＝北大西洋条約機構）への加盟の手続きを進めてきました。