医療現場や保健所の負担軽減へ 新たな対策発表
新型コロナウイルスの感染者急増でひっ迫する医療現場や保健所の負担を軽減するため、後藤厚生労働大臣は、感染者情報の入力作業を今よりも簡素化するなど、新たな対策を発表しました。
厚労省は医療機関や保健所の業務負担の軽減策として、65歳未満の重症化リスクが低い感染者については、健康フォローアップセンターの設置を条件に、感染者情報を登録するシステム「ハーシス」の入力作業を簡素化すると発表しました。
これまでの15項目から、名前や連絡先など7項目のみとし、ワクチン接種歴や検体採取日など8項目の入力をやめるということです。
一方、感染者の全数把握をやめることについて後藤厚労相は、「今後、時期もしっかり見極めながら、専門家の意見もうかがって丁寧に検討を進めていく」と述べました。