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女性医師による治療“女性患者で特に効果的” 死亡率など低い傾向 東大など研究 

2024年4月23日 17:12
女性医師による治療“女性患者で特に効果的” 死亡率など低い傾向 東大など研究 

女性患者は、男性医師よりも女性医師に治療してもらったほうが、死亡率などが低い傾向にあることが、アメリカ国内での治療データを使った東京大学などの研究でわかりました。

東大などの研究チームは、米国内でおよそ4万2000人の医師が治療した65歳以上の緊急入院患者77万人あまりのデータを使って、担当医の性別が患者の死亡率や再入院率に影響を与えているか調べました。

研究では、患者の年齢や病状、医師の年齢や経験値などを考慮し、調整した上で、医師と患者の性別の組み合わせごとに、比較・分析を行いました。その結果、女性患者は男性医師よりも女性医師に治療を受けた場合のほうが、入院後30日間の死亡率と再入院率が低いことがわかったということです。

研究チームは「女性同士の方が、患者が気兼ねなく症状を打ち明けられることなどが背景にある」と推測していて、女性医師を増やす努力を引き続き行う必要があるなどとしています。

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