山上容疑者「母親が宗教団体にのめり込み家庭生活がめちゃくちゃになった」
8日、奈良県で選挙応援中の安倍元首相が銃で撃たれ死亡した事件で、逮捕された山上徹也容疑者は警察の調べに対し、「宗教団体のメンバーを狙おうとしたが、難しいと思い、安倍元総理を狙った」などと供述していることが新たにわかりました。
これまでの捜査関係者への取材で殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された山上容疑者は警察の調べに対し「ある特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元総理大臣はその宗教団体と関係があると思って狙った」という趣旨の供述をしていることがわかっています。
さらに、その後の捜査関係者への取材で、その宗教団体については「母親が団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして家庭生活がめちゃくちゃになった」などと供述していることが新たに分かりました。
また、山上容疑者は「宗教団体のメンバーを狙おうとしたが、難しいと思い、安倍元総理を狙った」、「とにかく殺そうと思って遊説先を調べていた」「奈良に来ることが分かったので事件を起こそうと思った」という趣旨の供述をしているということです。