岡山市の大森市長は1日、市内で新設を検討してきた新アリーナについて、5月中をめどに方向性を最終判断する考えを明らかにしました。

　岡山市は、再整備が進む北長瀬エリアに、およそ145億円をかけ、5000席以上のアリーナ建設を検討してきました。

　4月26日に公表した「基本計画」では、プロスポーツチームの試合だけでなく、コンサートや展示会を誘致し、年間およそ2億円のランニングコストの概算も示しました。

　岡山市は今月上旬をめどに県に事業参画の回答を求めていて、会見で大森市長は「岡山全体でやっていこうということになっていない。」と、機運面の課題を挙げました。

　そして「県と一緒にやる、単独でやる2者選択の段階にない。」とし、5月中に財政面も含め、整備の方向性を判断する考えを示しました。