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発生4日目火の勢い弱まる 山形・南陽市の大規模山火事 

2024年5月7日 12:48
発生4日目火の勢い弱まる 山形・南陽市の大規模山火事 

南陽市で5月4日に発生した大規模な山火事は、発生から4日目の7日も早朝から消火活動が行われています。依然として鎮火には至っていませんが、火の勢いは弱まってきているということです。

松山大雅記者「現場となった山から1キロほど離れた現場指揮本部です。発生から4日目のきょう、いま現在は雨はそれほど強くないですが、昨夜から雨が降り続いて、こちらからは煙を確認することはできません」

この火事は、今月4日、南陽市宮内の「秋葉山」から出火して延焼が続いているものです。
市の災害対策本部によりますと、焼失面積はきのう午後7時の時点で137ヘクタールに及んでいますが、住宅地側への火の拡大は抑えられているということです。
消火活動は7日午前6時すぎから再開され、自衛隊のヘリなどが上空から消火にあたっています。
現場の消防隊によりますと、「昨夜から断続的に雨が降って火の勢いは弱まっていて、燃え広がる可能性のない鎮圧状態に近づいている」ということです。

一方、中川、宮内両地区の一部に出されている避難指示は継続されています。

市内の小・中学校では連休が明けたきょう、通常通りの授業が行われていますが、避難指示の対象地域に住む児童・生徒については保護者による送迎を呼び掛けています。

こうした中、県庁では、相次ぐ林野火災の発生を受け、きょう午前11時から緊急の対策会議が開かれ、吉村知事が火の取り扱いへの注意を呼びかけました。

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