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西武・武隈祥太 サプライズで“引退”セレモニアルピッチ  「何球投げられるか分からないくらい肩が痛い」

2022年10月2日 21:15
西武・武隈祥太 サプライズで“引退”セレモニアルピッチ  「何球投げられるか分からないくらい肩が痛い」
西武の武隈祥太投手がセレモニアルピッチでサプライズ登場(写真:球団提供)
プロ野球パ・リーグ 西武―日本ハム(2日、ベルーナドーム)

試合前のセレモニアルピッチに西武の武隈祥太投手がサプライズ登場しました。この登場の前にはビジョンに武隈投手からのメッセージが映し出され、今季で引退することが告げられました。

これにファンは一様に驚きの声。ビジョンから流れる武隈投手の言葉を一言も漏らすまいと静かな時間がベルーナドームに流れました。

そして、セレモニアルピッチ。マウンド上に上がった武隈投手のボールを受けるキャッチャーは増田達至投手。バッターには高橋光成投手が入ります。武隈投手の現役最後のボールは、大きく外れる1球となりましたが、会場からは大きな拍手が送られました。

武隈投手は高校生ドラフト4巡目で2008年に西武に入団。14年から18年まで30試合以上を投げるなど、中継ぎとして活躍しました。その後はケガもあり、登板数は減っていましたが、昨シーズンは46試合に登板し、0勝2敗、防御率は1.76という成績でした。しかし、3月の教育リーグで肩を痛め、1軍復帰することなく、ユニホームを脱ぐことになりました。
▽球場に流れた武隈投手の言葉

武隈祥太です。15年の現役生活をきょう、終えようと、引退しようと思います。引退試合で本来ならば投げたかったんですけど、正直、何球投げられるか分からないくらい肩が痛いです。

でも球団の方に、どうしてもファンの皆様の前で投げたいとお願いして、前例がないですけど、セレモニアルピッチをさせてくれないかとお願いしました。

最終戦で1戦も負けることができない、大事な試合が続いている中でこのような式をさせてくれる球団には本当に感謝しています。

15年、本当に最高のプロ野球人生だったなと思います。最後は先輩である友達のような方に僕の1球を投げ、僕のプロ野球人生を終わらせたいと思います。15年間、本当に応援ありがとうございました。

▽球団を通じて発表された武隈投手のコメント

今年3月の教育リーグの試合で肩を痛めてしまいました。これまでも痛みに耐えてがんばってきましたが、今回は治るという光を見つけられなかったので引退を決意しました。15年間、熱い応援をありがとうございました。

これからも、埼玉西武ライオンズの応援をよろしくお願いします。ファンの皆さまへはサンクスフェスタの場をお借りして、感謝の言葉をお伝えさせていただきます。

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