のとじま水族館から避難中のイルカ一般公開へ 館長「ナホトカの恩返し」 坂井市・越前松島水族館
能登半島地震で被災した「のとじま水族館」(石川県七尾市)のカマイルカ2頭が、避難先の越前松島水族館(坂井市三国町)で元気に泳いでいて、17日から公開されます。1997年のナホトカ号の重油流出事故では、飼育環境が悪化した松島のイルカがのとじまへ避難したこともあり、館長はその恩に報いたいとしています。
躍動感あるジャンプや愛らしい表情をみせるカマイルカ。能登半島地震で飼育が難しくなったのとじま水族館のカマイルカのオス2頭で、先月6日から越前松島水族館で受け入れています。
環境に慣れてきたことから、17日に公開されます。
■吉岡弘起記者リポート
「27年前の恩返しで受け入れたイルカ困難を乗り越え元気に泳ぐ姿は復興への希望となってます」
越前松島水族館の松原亮一館長は「少しは返せたかなと思いもあるが、のとじま水族館で元気に暮らせる日まで元気に飼育したい」と話しました。