暑さに強いコメなど紹介 今夏は猛暑で農家の所得減少 あぐりフェスタ
猛暑による農作物の被害など農家を取り巻く環境が厳しさを増す中、福井市の県産業会館で13日、暑さに強く収量も多い新たなコメなどに関する展示会が開かれました。(12月13日)
この展示会はJA福井県と県JAグループが開いたもので、ステージでは「新嘗祭(にいなめさい)」の神事が行われ、一年の収穫に感謝しました。
福井地方気象台の職員による講演もあり、今年6月から8月の県内の平均気温は27度と統計開始以来最も暑くなったとした上で、緩和策を取らなければ、今世紀末には平均で4.4度上昇すると警鐘を鳴らしました。県内では今年、高温障害によってコシヒカリの1等米の割合が下がり、農家の所得は減少しています。
会場ではこの他、農作業の省力化に向けたドローンを活用した最新のスマート農業や、農家の所得アップに向けた次世代型の直売所の事例なども紹介され、注目を集めていました。