野菜高騰の中 食品スーパーも仕入れ工夫 流通コスト抑えて価格を維持
天候不順の影響で春野菜が高騰する中、越前市内の食品スーパーは仕入れなどの工夫で割安感のある野菜を提供しています。
主婦
「急に上がった。考えるが野菜を食べないわけにはいかない」「野菜は半分ずつ2回に分けて使う」「チラシ見てお買い得な品を狙い打ちして買っている」
今週、農林水産省が公表した野菜の小売価格の平均は、平年と比べレタスで58%、キャベツは38%、ネギやトマト、ニンジンは2割高となっています。
価格高騰の原因は、暖冬で出荷が早まったことに加え、3月の寒気に伴う天候不順の影響です。
野菜の値上げに食品スーパーも頭を悩ませています。
コープたけふみどり館 山田敬治店長
「非常に高騰していて、日々の販売でも工夫をしたり、ばら売りを主にしたり 毎日大変。」
この食品スーパーでは天候不順に備えて先手を打っています。
白ネギは地元の農家と栽培契約を結び、年間を通して安定した価格で販売しています。
また市内の青果卸業者が運営する地域農産物の販売ネットワークに加わり、流通コストを削減しています。
山田店長
「直接取引によって価格を抑えることで、買い物客に毎日ほぼ同じ価格で提供できる」
食卓に欠かせない野菜の高騰は今月末頃まで続く見通しということです。