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大塚健「キャブトリプルコーク1800」成功 最後まで“攻めの姿勢”貫きビッグエア9位

2022年2月15日 17:30
大塚健「キャブトリプルコーク1800」成功 最後まで“攻めの姿勢”貫きビッグエア9位
ビッグエア9位の大塚健選手 (写真:ロイター/アフロ)
北京五輪・大会12日目(2月15日)、スノーボード・男子ビッグエア決勝

男子ビッグエアは3回滑走を行い、そのうち点数の高い2回分の合計得点で順位が決まる男子ビッグエア。

予選を2位で通過した大塚健選手は1回目、大技「キャブトリプルコーク1800」に挑戦。前日の予選では成功させた大技でしたが、わずかに回転数が足りずに転倒してしまいます。

それでも2回目、「キャブトリプルコーク1800」に再度挑戦。転倒した場合には、メダル獲得がなくなる状況の中、見事に成功させました。この95.00点は、全選手を含め最高得点を記録します。SNSでは「大塚キター」「1800祭りだワッショイワッショイ」と歓喜のコメントがあふれました。

最後の3回目も攻めの姿勢を貫く、大塚選手。「(難度を)抑えて4位で終わったりとか、そういうのは絶対に嫌だし、自分がそれで納得できない」と金メダルを目指し、大技「フロントサイド1800」に挑戦します。

一度は見事に着地したと思われましたが、バランスを崩し転倒してしまい33.75点。最終順位は9位となり、メダル獲得はなりませんでした。

それでも大塚選手の攻めの姿勢に、SNSでは「大塚健選手攻めきった」「ナイスチャレンジ!!!」といったコメントが。

大塚選手は「すごくプレッシャーがある中で決められなかったというのは、今の自分の実力。また次に向けて頑張れれば」と前を向きました。

◆以下、大塚健選手競技後のインタビュー

――3回目を終えて、今どんな気持ちが心の中にありますか?

「練習中、今日の最後に挑戦したフロントサイド1800も着地があっていたり、練習中はすごくよかったので、オリンピックという舞台で、すごくプレッシャーがある中で決められなかったというのは、今の自分の実力としてまた次に向けて頑張れればいいなと思います」

――フロントサイド1800、難度を落とすという考え方もあったのではないかと思います。そういうことは一切考えなかったですか?

「やっぱりレベルも高い試合だし、抑えたりとかして4位とかで終わったりとか、そういうのは絶対に嫌だし、自分がそれで抑えて納得できないという部分があったので。攻めた結果が今こうなってるんですけど。大会に勝てなかったのは悔しいですけど、次につながればいいなと思います」

――その意味では2回目のキャブトリプルコークの1800、ここまでで一番点数が出ました。そういう意味ではやりたいことが表現できたのでしょうか?

「キャブトリプルコーク1800もすごく練習中あってて。だから1本目失敗したときに、2本目のプレッシャーとか。抜けた瞬間に足りないなというのがわかって。プレッシャーがあった中で決められて、高得点が出せたので、それはすごくよかったです」