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渡辺・東野ぺア「本当に幸せな」銅メダル

2021年7月30日 18:53

東京五輪でバドミントン混合ダブルスの3位決定戦に挑んだ渡辺勇大選手、東野有紗選手のペアは香港のペアをストレートで下し銅メダル獲得。試合後、東野選手は「本当に幸せでありがとうしかない」と喜びを語りました。

◇東京五輪・大会8日目、7月30日、バドミントン混合ダブルス、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ

3位決定戦に臨んだ世界ランキング5位の渡辺勇大選手と東野有紗選手のペアは13位の香港ペアと対戦しゲームカウント2対0のストレートで下し銅メダルを獲得しました。

第1ゲーム、渡辺・東野ペアは持ち前のスピードで香港ペアを寄せ付けず、21対17で先取します。続く第2ゲームは一時5点のリードを許しますが、終盤に追いつくと、3回目のマッチポイントを制して勝利。渡辺選手は「最後は気持ちの勝負」と振り返りました。渡辺・東野ペアの2人は、渡辺選手が中学校時代に結成されました。さらに、東野選手の強い誘いを受けて社会人でも同じチームに所属。その後、2018年に全英オープンで優勝、19年には世界選手権3位と実績を積み上げてきました。

結成から10年目でつかみとった銅メダル。東野選手は、「本当に幸せでしたしありがとうしかない」と渡辺選手への思いを語りました。一方、渡辺選手は「先輩方が作ってくれたレールをさらに伸ばすことができて、もう少し先のレールを作っていくつもりです」と力強く語りました。

(試合後コメント)
Q今の気持ちは?

(渡辺)
最後 ああなったら気持ちの勝負しかなくて 昨日負けてしまいましたけど ちゃんと反省して 次に切り替えて遠藤さんも合わせて3人でゲームができたと思います

(東野)
本当に幸せでしたし 本当につらいこともたくさんあって 勝てない時期とかもあったんですけど 前に言ったように遠藤さんと勇大くんの一緒に3人で頑張ってきたので 3人でとったメダルだと思います

Q渡辺選手にどんな言葉をかけますか

(渡辺)
本当にありがとうしかない

Qバトミントン界にも大きなメダルですね

(渡辺)
取ると取らないのは全然違うと思いますし 僕らが混合ダブルスを続けてきて先輩方が作ってくれたレールをさらに伸ばすことができて もう少し先のレールを作っていくつもりですけどとりあえず東京オリンピックという大きな舞台でメダルを獲得できたことは誇りに思いますし こうやって開催されたことは素晴らしいことですしいろんな方にサポートしてもらって感謝の気持ちを伝えたいと思っています。

写真:西村尚己/アフロスポーツ