北朝鮮が２５日午前、巡航ミサイル2発を発射したとみられると、韓国軍の関係者が明らかにしました。

韓国軍の関係者によりますと、北朝鮮は２５日午前、巡航ミサイル2発を発射したとみられます。初期段階の分析では、日本海に向けた発射ではなく、内陸を長距離飛行したとの見方を示しています。

北朝鮮は去年9月にも、新型の長距離巡航ミサイルの発射実験を行ったと公表。このときは楕円や8の字の軌道で飛行し、およそ1500キロ先の標的に命中したと説明しています。

北朝鮮のミサイル発射は先週17日以来で、今年に入って5回目ですが、過去4回とは異なり今年初めて巡航ミサイルが使われたとみられます。国連安全保障理事会の決議で禁じられている弾道ミサイルではなく、巡航ミサイルを発射してアメリカの出方をうかがっている可能性もあります。