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「金メダル以上に自分がこん身のレースができたということが一番うれしかった」 女子1000m金メダル 高木美帆レースへの思いとは?

2022年2月17日 23:37
「金メダル以上に自分がこん身のレースができたということが一番うれしかった」 女子1000m金メダル 高木美帆レースへの思いとは?
今大会のメダルを振り返った高木美帆選手(写真:新華社/アフロ)

17日、スピードスケート・女子1000mが行われ、高木美帆選手が出場。個人種目で自身初となる金メダルを獲得しました。

高木選手は今大会5種目に出場。
女子1500mで銀、女子500mで銀、女子団体パシュートで銀、そして女子1000m金と合計4つのメダルを獲得しました。

悲願の金メダルにSNS上では「かっこよすぎる!」、「涙出ました」など称賛のコメントが多く上がっています。

試合後の会見では「金メダル以上に自分がこん身のレースができたということが一番うれしかった」と振り返りました。

◆以下、高木選手の試合後の会見のコメント

――ついに個人種目で金メダルを取りましたが、ぶらさずに貫いてきたことはありますか?

「短い距離から長い距離まで、出られるレースは出たいっていうことだけはずっと自分の中にあり続けてきました」

――金メダルをどう感じていますか?

「最後はやりきれたなという強い達成感は感じています。3つの銀メダルはどの種目も感じる気持ちが全く違っていて、色々な感情の起伏が大きかった。でもその中で金メダル以上に、自分がこん身のレースができたというのが一番うれしかったなと思います」

――「3つの銀」か「1つの金」、どちらかを選ぶなら?

「難しいですね。私にとっては滑る種目を絞るかどうかって聞かれてるのと同じ感覚なので、『選ばないで全部でとれるように頑張る』って言うと思います」

――1つ種目に集中したらもっと秀でるのでは?

「私は結構考えてしまう性格なので、たくさんの種目をする方が何かに1つ集中するときに高い集中力を発揮できるなって案じてる部分があります。私の中でも未知数なところはあるし、そうなるかはやってみないとわからないです」

――自分を痛めつける努力が好きなのか、ではなく苦しんでやってきたのかどちらでしょうか?「私はつらい練習をしなくてすむんだったらしたくないタイプなので夏場はモチベーションがすごく低いし、早く氷上に行きたいなと思うこともあります。ただレースを重ねた方が調子も上がるのかなと思ってるのでそういう点ではあまり立ち止まれる体質ではないです。自分がよくなるためには追い込んでいかないといけないのかなと思います」

――日本女子で最多(7個)のメダル数となりましたが?

「スピードスケートという個人競技という中で、このメダル数がとれたのは団体もあったからだと思います。あまりメダルが何個取れたかには特別な思いはなくて、どのメダルも特別な思いがあるし、チームがあるからこそ最後まで戦えたので、特別な意識はもっていないです」