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陸上短距離・福島千里が現役引退「やりきった。今まで培ってきた経験を次世代のアスリートに」

2022年1月29日 18:01
陸上短距離・福島千里が現役引退「やりきった。今まで培ってきた経験を次世代のアスリートに」
現役引退を発表した福島千里選手
29日、陸上女子100メートルと200メートルの日本記録保持者である福島千里選手が都内で引退会見を行いました。

「目標にしていた東京五輪が終わったタイミングでもあったし、ここ数年はケガと共に走ってきた。目標に対してやりたい練習よりも、やれる練習を選択することが多くなってきたのが正直な所ではあります」と、引退を決意した理由を話しました。

100メートルでは11秒21、200メートルでは22秒88と2つの日本記録を持つ福島選手。オリンピックには2008年の北京大会から3大会連続で出場するなど、長きに渡って日本の陸上界を盛り上げてきました。

やめることに恐怖心があったと言いますが、たくさんの人に相談して決めたという“引退”。

「私的にはやりきったというか、頑張れる所は頑張ってきたかなというのはあります。なので、達成感はそこまでないですけど、解放感は少しある。競技生活は終わりますが、これから始まるセカンドキャリアも私らしく走っていきたいと思います。お世話になった皆様、本当にありがとうございました」と、これまでお世話になった周囲の方々に、笑顔で感謝の言葉を述べました。

また、同日に"セイコースマイルアンバサダー"に就任したことも発表。福島選手は「走るということはたくさんのスポーツに関わること。競技の枠を越え、私自身が今まで培ってきた経験などで次世代のアスリートのお役に立てるとうれしいです」と、今後は陸上教室などを通して子供たちにスポーツの楽しさを伝える活動をしていきたいと語りました。