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【ライドシェア】タクシー会社は面接スタート 福岡都市圏で41社が参入の意向 曜日によって運行の時間帯が異なる 

2024年5月14日 18:32
【ライドシェア】タクシー会社は面接スタート 福岡都市圏で41社が参入の意向 曜日によって運行の時間帯が異なる 
準備中のタクシー会社は

いわゆる「日本版ライドシェア」について、九州運輸局は、福岡市などで41のタクシー事業者が参入の意向を示していることを明らかにしました。運行台数は260台の予定で、5月下旬にも運行が始まります。

「日本版ライドシェア」はタクシーが不足している曜日や時間帯に限って、一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ仕組みで、タクシー会社が運行の管理やドライバーの教育を行います。

東京や京都などでは、すでに4月から始まっています。

県内では福岡市や糸島市、春日市など15の市と町の「福岡交通圏」が運行エリアになっていて、九州運輸局の調査によりますと、95の事業者のうち41事業者が参入の意向を示しているということです。

福岡交通圏では最大で520台が不足するとされていて、九州運輸局は半分にあたる260台の運行を認め、利用状況を踏まえ、拡大していくとしています。

こちらはライドシェア導入に向け、すでに準備を進めているタクシー会社です。

■双葉交通・豊島明弘常務
「実際に面接をしてたり、就業規則・労働条件通知書(の交付)の整備を行っている状況です。」

今週から面接を始め、すでに20代以上の4人から応募があったといいます。

■豊島常務
「タクシーの供給不足の解消につながればという思いでやっています。利用者にとって少しでも移動の利便性の向上につながればと思います。」

ただ、懸念されるのは乗客を輸送する上での安全面です。豊島さんは、ライドシェアのドライバーも社員と同様に教育を徹底していきたいと話します。

■豊島常務
「タクシー会社に課せられている部分が安心・安全に乗車いただくことです。2種免許を持っていない一般のドライバーが来ていただくので、しっかり会社で研修を行った上で市場に送り出したい。」

九州運輸局は今週末をめどに各事業者に運行台数の割り当てを行い、事業者の準備が整えば5月下旬にも運行が始まります。

この「日本版ライドシェア」は、福岡交通圏の場合は毎日の運行が認められますが、曜日によって時間帯が異なります。

月曜日から木曜日は午後4時から午後9時台まで。

金曜日と土曜日は午後4時から翌日の午前5時台まで。

日曜日は午後3時から午後9時台までとなっています。