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室井滋、在宅緩和ケアを考える 自身の祖父を振り返り「家で最後までいろいろ治療していただいて」

2025年4月28日 6:40
室井滋、在宅緩和ケアを考える 自身の祖父を振り返り「家で最後までいろいろ治療していただいて」
舞台挨拶に登場した室井滋さん
俳優の室井滋さんが27日、自身がナレーションを担当したドキュメンタリー映画『ハッピー☆エンド』の劇場公開記念舞台挨拶に登場。映画に出演した萬田緑平医師、オオタヴィン監督(64)と、在宅緩和ケアという選択肢についてトークしました。

映画は、末期がんで余命宣告された患者の体と心の苦痛をやわらげ、自宅で自分らしい生活を送れるよう支援する“在宅緩和ケア”の様子を収めたドキュメンタリー作品です。

室井さんは、映画で描かれた"住み慣れた我が家で生き抜く"というテーマから、身近な話題として「私も子供の頃、(出身は)富山なんですけれども、99歳で亡くなった祖父は多分病院に入院したことがない。オートバイで頭をぶつけたときも、家で冷やして治るみたいな。丈夫だったことは間違いないんですけれども」と、自身の祖父の思い出を挙げました。

続けて「でもやっぱりだんだん具合悪くなりまして、昔ってかかりつけ医というかお医者さんが往診に来てくださる。看護師さんを連れてやってこられて、それでみてくださる。ちょっと休んだ方がいいねとか、お注射してくださったりとか」と懐古。

さらに「(祖父が)本当に具合悪くなったときに子供ながらに入院するのかなと思ったら、家で最後までいろいろ治療していただいて。私が小学校1年生で祖父が99歳ですから、もうおぼろげな記憶なんですけれども、家でみとって、家でお葬式をして、家で出棺してという、だからまったく外にいってない」と自宅で晩年を過ごした祖父の姿を振り返りました。
最終更新日:2025年4月28日 6:40