“悩み苦しむ親に笑いを” 子育てインフルエンサー・木下ゆーきが語る動画制作への思い
■「ものすごい孤独感にさいなまれた」子育て中の苦労が動画投稿のきっかけに
現在は3人の子供を持つパパとして妻と5人で暮らしている木下さんですが、かつてはシングルファザーの経験もあったそうで、当時の苦労が、活動のきっかけだったといいます。
木下さんは「子供が小さい頃に、なかなか寝てくれなくて、やっとの思いで寝かしつけた夜に、何げなく開いたSNSで、まだ結婚もしていない友達が、居酒屋でビールジョッキ片手に、友達同士で肩組んで写っている写真を見て、ものすごい孤独感にさいなまれたっていう過去があったので、同じように子育てで悩み苦しんでいる人が開いたSNSで、くすっと笑えるコンテンツを提供できないかなっていうのがきっかけ」と振り返ります。
木下さんは、10代のころ行っていた大道芸人やお笑い芸人としての経験を生かし、笑ってもらう動画作りを2018年からスタートしました。
■「自分のことを親失格だって思っちゃってる人ほど…」木下さんが伝えたい思い
動画を見た子育て世代のファンからは「(子供を)産んだときに周りに全然子育てしてる友達がいなかったので、ちょっと孤独だなって思ってたときにおむつ替え動画を見て、“こうやって楽しんでやったらいいんだな”って思って(気持ちが)めっちゃ軽くなりました」という声が上がっています。
活動をするなかで子育てに悩む親の相談にのることもあるという木下さん。そんな人たちに伝えたいことについて「いろんな悩みみたいなのを聞くんですけど共通してその悩みの最後に“私は母親失格です”みたいな」と自分を責める発言を聞くことを明かし、「自分のことを親失格だって思っちゃってる人ほど子供とちゃんと向き合っているからこそ衝突するわけだし、子供のことを守ってあげたいっていう気持ちがあるからこそ自分を責めてるんだよ、子供のことを真剣に考えているからだよっていうのを今つらい思いをしているパパとかママには伝えたいですね」と思いを語りました。
(5月9日放送『news every.』より)