二階堂ふみ「ちゃんと問い続けたい」 実際の事件をモチーフした作品で助演女優賞を受賞 思いを語る
二階堂ふみさんがキネマ旬報ベスト・テン表彰式に出席
俳優の二階堂ふみさん(29)が18日、『キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式』に出席。助演女優賞を受賞し、作品への思いを語りました。
この映画賞は、映画雑誌『キネマ旬報』が優れた作品や俳優を表彰するもの。2024年に97回を迎え、1929年からスタートしたアメリカのアカデミー賞より歴史が長く続いています。
二階堂さんが助演女優賞を受賞した映画『月』は、実際の障害者殺傷事件をモチーフにした辺見庸さんの小説『月』が原作。深い森の奥にある重度障害者施設を舞台に、事件を生み出した社会的背景と人間の深部に切り込み、社会全体が“見て見ぬふり”をしてきた不都合な問題がつまびらかに描かれた作品です。
受賞した二階堂さんは、「キネマ旬報は映画の世界に入ってから愛読させていただいていた憧れの雑誌でしたので、このように助演女優賞をいただくことができて本当にうれしく思います」と喜びを明かしました。
続けて、「(映画『月』は)社会的にも個人的にも消化することのできないテーマを扱った作品だったんですけれども、映画を通して多くの方々に問うことができる作品になったんじゃないかなと思います。そういう作品に携わることができて私自身も多くのことを学ばせていただきました。このたびは本当にありがとうございます」と感謝しました。
また、作品に対しては、「忘れ去られていったり、過去の事件となってしまうことが一番良くないことだと思ったので、作品に参加して私も自分自身にちゃんと問い続けたいと思いました」と語りました。
この映画賞は、映画雑誌『キネマ旬報』が優れた作品や俳優を表彰するもの。2024年に97回を迎え、1929年からスタートしたアメリカのアカデミー賞より歴史が長く続いています。
二階堂さんが助演女優賞を受賞した映画『月』は、実際の障害者殺傷事件をモチーフにした辺見庸さんの小説『月』が原作。深い森の奥にある重度障害者施設を舞台に、事件を生み出した社会的背景と人間の深部に切り込み、社会全体が“見て見ぬふり”をしてきた不都合な問題がつまびらかに描かれた作品です。
受賞した二階堂さんは、「キネマ旬報は映画の世界に入ってから愛読させていただいていた憧れの雑誌でしたので、このように助演女優賞をいただくことができて本当にうれしく思います」と喜びを明かしました。
続けて、「(映画『月』は)社会的にも個人的にも消化することのできないテーマを扱った作品だったんですけれども、映画を通して多くの方々に問うことができる作品になったんじゃないかなと思います。そういう作品に携わることができて私自身も多くのことを学ばせていただきました。このたびは本当にありがとうございます」と感謝しました。
また、作品に対しては、「忘れ去られていったり、過去の事件となってしまうことが一番良くないことだと思ったので、作品に参加して私も自分自身にちゃんと問い続けたいと思いました」と語りました。