歌舞伎俳優の中村勘太郎（２９）、妻で女優の前田愛（２７）が２３日、東京・浅草神社で長男の七緒八くん（なおや）の初宮参りを行った。

　参拝後に取材に応じた勘太郎は「２カ月になりました。よく泣いて、よく食べて、元気に育っています」とにっこり報告。「先ほどお願いしたのは、まず健康でということと、感謝の気持ち、支え合う気持ち、助け合う心を持ってみんなに元気になってもらえるような役者になってほしいなということです」と跡継ぎへの期待を明かし、「僕が、父の背中を見て憧れて芝居をしたいという気持ちになったので、そういうふうに思ってもらわなきゃいけないので、しっかりしなくちゃいけないなと思いましたね」と自分に言い聞かせるように語った。
　愛も「うれしいです」と目を細め、新米ママとしての近況を「まだ慣れないもので、毎日不安もあるけどどうにかやっています」と報告した。

　突発性難聴のため休養中の父、歌舞伎俳優の中村勘三郎（５５）も、初宮参りをそばで見守った。会見には出席しなかったが、取材陣が体調を尋ねると「まだ耳がちょっとね、でも大丈夫」。口調もしっかりし、表情も明るかった。初孫にはすっかりメロメロの様子で、回復を後押ししている。勘太郎は「元気になりましたね。いつもデレデレで、くちびるにキスしようとするので、それは止めています！僕らもしてないんでね」と苦笑いで家庭内のほほ笑ましい風景を伝えた。

　関係者によると、勘三郎は６月２０日以降にあらためて復帰会見を開くという。