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2011年10月29日 0:35

襲名を祝う会に1200人…父・勘三郎も涙

襲名を祝う会に1200人…父・勘三郎も涙
(c)NNN

 歌舞伎俳優・中村勘太郎(29)の「六代目中村勘九郎襲名を祝う会」が28日、東京・虎ノ門の「ホテル オークラ」で行われ、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(75)、写真家の篠山紀信氏(70)、俳優の藤原竜也(29)ら各界著名人1200人が出席した。

 トランペット奏者・日野皓正氏(69)の演奏で登場した勘太郎は、1200人の祝福の声に「身に余る光栄でございます」とあいさつ。「父が47年間守り、育ててきた勘九郎という名は、私にとってあこがれであり、尊敬であり、恐怖でした。信念を持って、何かをやると言ったら必ず実行してきた男の名前です。その名を、来年の2月から六代目として襲名させていただくことに相成りましてございます。とても大きな宿題をもらった気持ち」と心境を語った。

 父の勘三郎は「これだけ(多くの人が)集まってくれたのは、私の威光です」と笑いを誘いながらも、勘太郎の祖父にあたる中村芝翫さんの告別式が前日に営まれたばかりとあって「初孫ですから、こいつは。もう少し元気でいてほしかった…」と涙をにじませ、無念の胸中を吐露。自身が大きくした勘九郎の名を息子が継ぐことに「自分の勘九郎をこれから作ってほしい」とメッセージを送ると、勘太郎も「父がああいう気持ちでいてくれているとは知らなかった。神谷町の大パパ(芝翫さん)が勘太郎という人間を作ってくれたと言っても過言ではない。みなさま、どうぞ支えてください」と涙をこぼし、今後の活躍を誓った。

 式終了後の取材で勘太郎は、多くの人から祝福を受けたことについてふれ、「祖父、父の代から支えてくださっている方々なので、息子の七緒八が(勘九郎に)なった時も、こういう幸せに包まれるような人脈を持ちたい。そういう役者、人になりたい」と自分に言い聞かせるように語った。

 同所は2年前に結婚披露宴を行った思い出の地でもあり、妻で女優の前田愛(28)へも「本当によくやってくれている。2年目の結婚記念日だけど、本当に幸せ。大パパ(芝翫さん)にも『大パパの孫になれてよかった』と言ってくれたので、いいヤツを(嫁に)もらったなあ、と思いました」としみじみ話した。