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2011年11月28日 22:57

桂歌丸、談志さんをしのぶ「あの人は…」

桂歌丸、談志さんをしのぶ「あの人は…」
(c)NNN

 肺の生活習慣病と呼ばれるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)啓発大使を務めている落語家の桂歌丸(75)が28日、都内で日本呼吸器財団設立記念プレスセミナー「呼吸器疾患の発症予防・早期発見・適切な治療をめざして」に特別ゲストとして出席した。

 歌丸は、1日に50本吸っていたほどのへビースモーカーだったが、09年に肺気腫を患ったことをきっかけに、たばこをやめた。自らの治療経験をもとに、「とにかくご自分の体はご自分で管理する。これが一番だと思う。自分の体のことは自分がよく知ってるのですから」とCOPD啓発大使としてメッセージを送った。

 セミナー後には、21日に喉頭がんのため亡くなった落語家の立川談志さん(享年75)をしのんだ。談志さんもヘビースモーカーのイメージが強いが、歌丸は「あの人はね、たばこは吸わなかったんです。たとえばね、『歌さん、わり〜、1本くれねえか』っていうから『いいよ』ってあげると、吸ってね、ふ〜って。なんかくらくらする、それが気持ちいいって言っていました。でも、すぐ捨てちゃっていましたよ」と回想した。

 談志さんがたばこを吸いながら退院会見して注目を集めたこともあったが、「あれはあの方の見栄で吸っているの。わざとなんです。決して吸ってませんよ、あれは吹かしているだけ!たばこを吸って、酒も飲んで、そして喉頭がんでも生きているんですよっていう、一種の見栄です。あたしはそう思ったね」ときっぱり解説。

 「あたしに酒を勧めたのは談志さんだからね。だけどやっぱりあたしは飲めなかった。勧めていた談志さんも諦めましたよ。『歌さん、だめなんだ。俺、もう勧めない』って言ったもん」と笑いながら懐かしそうに目を細めたが、その表情には悲しみが漂っていた。