北島三郎、北山に「しっかり歌えば孫も…」
演歌歌手の北島三郎(75)と北山たけし(37)が3日、東京・八王子の高尾山薬王院で行われた毎年恒例の節分会追儺(ついな)式に出席した。
暖かな日差しが差し込む中、2人は豆まきに参加。北島と北山の手から放たれた福豆を1粒でも多く手にしようと、2人の周囲にたくさんの参拝客が集まった。
北島にとって2月3日は大切な日。「新しい年になって1カ月たって(同所で)日差しを浴びると、これから春だから“よっしゃぁ”ってふんどしを締め直す感じになる」と自らにもう一度エンジンをかける意味で、節分は意義深い行事という。
未曽有の震災から間もなく1年。北島は「あまりにも世の中が冷えちゃっていますから、本当に今年から少しずつ(世の中が)温かくなって、いい年になってもらいたいと思う」と願い、北山も「昨年はいろんなことがありましたから、今年はたくさんの皆さんに幸せが来るようにと、豆をまきました」と被災地を思いやった。
北山は09年5月に師匠・北島の二女と結婚した。
「毎年、(北島)ファミリーで豆をまくんですけど、今年は2人だけ。(北島は)先輩であり、義理の父ということで、パパと2人なのでうれしいです」と照れながら語った。
報道陣から「そろそろお孫さんは?」という質問が飛ぶと、北島は「孫(ができないの)はオレのせいじゃないよ」と隣の娘婿をチラリと見て高笑い。「長男に孫がいますけど、たけしの孫も見てみたい。まぁ(子どもは)授かりものですから、頑張ればいいよ。しっかり歌を歌えば孫もできるよ」と師匠の顔を織り交ぜつつハッパをかけると、北山は「分かりました。しっかり歌います」と気を引き締めた。