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2012年5月26日 15:27

堤幸彦監督モノクロ・音楽なしでメッセージ

堤幸彦監督モノクロ・音楽なしでメッセージ
(c)NNN

 映画監督の堤幸彦氏(56)らが26日、都内で映画「MY HOUSE」の初日舞台あいさつを行った。

 建築家で作家の坂口恭平氏のホームレス生活に関する文章に触発され、映画化。音楽なしのモノクロで「ホームレスと呼ばれる人々を見て、何を考えるか」を観客に問いかける作品を完成させた。

 今作では、これまでの凝った映像処理や音楽でエンターテインメント性を重視した作風を封印。堤監督は「ずっと娯楽作をやらせてもらっているけど、娯楽色のない作品にしたかったので、それを伝えていくのが大変だった。規模が大きめの映画にしようという話もあったが、映画はたくさんの人に来てもらえるようにと手を加えると甘くなる。“ないない尽くし”で、色ない、音楽ない、せりふない。芝居も(主演の)いとうたかおさんには『芝居をしないでくれ』って言った」と、作品のストレートなメッセージ性を高めるための苦労を告白した。

 「あまり明るい映画ではございませんが、ずっとこの作品が撮りたいと願ってまいりました。見る方によって感想は違うでしょうし、賛否両論あることも重々分かります。少しでも見るべきだと思ったら友人、家族にすすめてください」と呼びかけた。