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2012年6月25日 22:42

M・プポー、新鋭監督の意外オファーに感動

M・プポー、新鋭監督の意外オファーに感動
(c)NNN

 仏出身俳優で映画監督としても活躍するメルヴィル・プポー(39)が25日、東京・Apple Store,Ginzaでトークショーを行った。

 21日から24日まで開催された「20th アニバーサリー フランス映画祭」の関連イベントで、映画祭で上映された作品「ミステリーズ・オブ・リスボン(仮)」(2010年)に出演するプポーが、俳優と監督の両方の視点から映画制作について語った。

 「ミステリーズ〜」は、ラウル・ルイス監督の遺作で、プポーの俳優デビュー作「海賊の町」(1983年)もルイス監督が手がけている。
 「海賊の町」の撮影時、プポーは9歳だった。「現場でカメラや特殊効果を見るのにワクワクした。お祭りに立ちあっているような感じで、撮影が終わって学校に戻ったら『何て学校の生活は退屈なんだろう』と思った」と貴重な体験と日常とのギャップを振り返り、「役者としてギャラも入って、ポケットの中に札束がいっぱい入っている子どもだったので、好きなおもちゃもいっぱい買えましたし、そのおもちゃの1つがカメラでした」と、撮ることに魅了されたことを明かした。
 カメラを手にしたものの、映画に興味がある学友はいなかった。仕方なしに「たった1人で映画を撮りました。演出しつつ、キャストも自分で何役もやって、男の子も女の子も自分で演じた」と苦肉の策を語り、子どもながらにマルチな才能が開花した時期を回想した。

 20代のグザヴィエ・ドラン監督の最新作「ローレンス・エニーウェイズ」では女性を静かに熱演。「今もそれ(子どものころ女の子を演じたこと)を引きずっているのかな」とユーモアたっぷりに分析した。
 ドラン監督については「新しい映画の撮り方をしている監督」と共感し、「彼と出会ったときは、自分に近いものを感じた。彼も小さいときから映画を撮っていました」と親近感を覚えたという。「そういう若い青年が僕に『ヒロインを演じてくれ』と言ったのが感動したよ」と意外性のあるオファーを温かみのある口調で語った。