【一問一答】淡路さんは「病院嫌いだった」

11日にこの世を去った淡路恵子さん(享年80)の息子で俳優・島英津夫(52)会見の主な一問一答は以下の通り。
──入院されたのは昨年7月だそうですが…
「6月の末に『ちょっと食べる?』って連絡があって、母がいつも作ってくれるスペアリブを僕のために作ってくれて。それが2人で食べた最後の食事だったと思いますね。そのときは母も入院することをただ疲労のためくらいにしか思っていなくて。僕も別に気にしないで、それから連絡しなかったんですが、7月に入ってから母のマネジャーから『すごく具合が悪いので、ちょっと先生と話してくれ』って。それでお話を聞いて、病院に行ったときに肺が肺気腫という病気だと。あと直腸がん、それと食道がん。この3つがあったんです」
──病気の予兆は感じていましたか?
「6月にも、タバコを吸うとちょっと(せき込むように)『はっ、はっ』って言っていて。おかしいなぁとは思っていたんですけど。でも、その症状はちょっと前、一昨年くらいからあったような気もします。もともと食も細いので、(食べないことについては)あまり気にならなかった。母はタバコ吸いなので、肺が悪いっていうのは母も分かっていたんです。でも、食道と直腸までね…」
──定期的に健診は?
「うちの母は子どもを産むとき以外、病院に行ったことがなかった。病院嫌いなので。ちょっと具合が悪そうにしていたら『おふくろ、病院に行けよ』って言ったりしてたんですけど、それでいっつもケンカをしていたくらい」
──初めての健診で、病気が見つかった?
「そうですね。がんと肺気腫でしたね。(直腸がんは手術ができないほど広がっていたのに)こんなになるまで、よく放っておいたなというか。よく我慢できたなと思って。びっくりしました」
──お仕事に復帰したかったのでは?
「そうですね。やっぱり年齢があるので舞台は無理かもしれない。でも『テレビはやりたいんだ』って言っていましたね」
──タバコは何を吸っていましたか?
「パーラメントの6ミリグラムのロング。それを1日3箱吸っていました。それで、ゲームをピコピコやっていましたね」