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2014年5月13日 19:11

【続報】長男・一平、共演できずに悔やむ

【続報】長男・一平、共演できずに悔やむ
(c)NNN

 13日、東京・青山葬儀所で営まれた俳優の蟹江敬三さん(享年69)の「お別れの会」。喪主を務めた長男の蟹江一平(37)は「(父と)共演をさせていただく機会をもらえませんでした」と悔しさをにじませた。

 「最後まで彼は僕に対し、『おまえは情けねえな』と(言っていた)。最後、病室でも、私が1人でお見舞いに行った夜にも、私の年収を聞いてきて。私は言いたくないんですけど、年収を言いました。彼は独特な苦笑いを浮かべ『おまえ、37(歳)で(俳優を)15年もやって、そんな程度の年収か』と鼻で笑われ、そしてぽつりと『情けねえな』と言いました」と父とのやりとりを振り返り、「最後に言いたいことがあるんですけど…」と遺影を見つめ決意のひと呼吸。
 「共演をさせてくれませんでしたね。今の私ならあなたの前で動じることもなく、むしろあなたをつぶすつもりで、自分の持てる力すべてをぶつけて、あなたを焦らせることができたかもしれない。たぶんできませんが…。でもそれぐらいの気概を持って、蟹江敬三先輩に立ち向かう覚悟は持っておりました」と伝えられなかった思いをぶちまけた。

 会の後には囲み取材にも対応し、父に共演をお願いしたことは「ないです」と打ち明けた。敬三さんは「お前とはやらないよ。お前とやったらおれの仕事ができなくなる」との一点張りで、「(僕は)子どもだし、父親としての感情が芽生えたら自分の仕事ができないからという要因だったと思う」とおもんぱかった。
 今後は「心機一転、情けない男を脱したい」と明かし、「自分の今までの生き方を貫きつつ、父の遺志も継いで」と役者としての指針を定めた。

 敬三さんの意向で、病気のことは周囲に黙っていたという。「お前は仕事に行くだろうけど、現場でも平気な顔をしていてくれ。むしろへらへらしてろ」と念押しされていたと言い、「絶対言うなという教えを守り通してしまった」と悔やむ場面もあった。