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2014年5月23日 19:59

中村福助、歌右衛門襲名はもうしばらく先

中村福助、歌右衛門襲名はもうしばらく先
(c)NNN

 2013年11月に脳内出血で入院し、現在療養している歌舞伎俳優の中村福助(53)が復帰までもうしばらく時間がかかることが23日、分かった。

 松竹がこの日、東京・内幸町の日本記者クラブで開いた会見の中で明らかにした。
 福助は七代目歌右衛門襲名披露興行が延期になったまま。同社の安孫子正専務は「もう(福助は)退院しまして、復帰を目指して頑張っています。回復状況は非常にいいですが、やはり歌舞伎は肉体を使っての表現技術ですし、25日間の興行ということを考えますと、その状況にいたるまでにはもうしばらく時間がかかると思っています」と説明し、「元気になって舞台を踏む状況になって、襲名披露興行を考えていければ」と見通しを語った。

 会見には歌舞伎俳優の中村梅玉(67)も出席。
 13年4月に新開場した歌舞伎座(東京・東銀座)は今年3月末までの1年間で来場者数が当初の予想を上回る132万人にのぼり、梅玉は「こけら落とし興行に大勢のお客さまがご来場いただきましたことは、舞台に立つ俳優にとってこんなにありがたいことはなく、ただただお礼を申し上げます」と感謝した。

 当初は「和洋折衷の中途半端な建物になるのでは」という懸念があったが、実際に舞台に立って「本当に素晴らしい劇場を作っていただいた。音響、空間、楽屋の設備など、元の歌舞伎座以上にわれわれが働きやすい劇場になった」と絶賛。
 さらに父の六代目歌右衛門さんが生前、「歌舞伎座は世界に誇る劇場なんだから、どうかこれを生涯にわたって大切に残してほしい」と言っていたことを明かしたうえで、「『こういうすてきな劇場ができあがりましたよ』と私も自信をもって亡き父に報告しました。たぶん(天国で)喜んでくれていると思います」と語った。