菅野英男ら「ホフマン物語」に意欲

新国立劇場バレエ団2015/2016シーズンバレエ・オープニング公演「ホフマン物語」(10月30日〜)の製作発表が10日、同劇場で行われ、大原永子舞踊芸術監督、バレエダンサーの小野絢子、菅野英男らが出席した。
英国が誇る振付家・ピーター・ダレルの傑作バレエ。主人公の詩人・ホフマンと、彼が心を奪われる3人の女性たちとの恋を描く。
大原監督は、同作品を「悲しい劇だけどファンタジーやビジュアルの要素もあって、ピュアさもあるバラエティーに富んだ作品」と説明し、「1日に3つの作品を見た気分になってもらえることを目的にこれから(けいこを)していきたいと思います」と思いを述べた。
菅野は、20代から還暦までのホフマンを演じることについて「普通の人生でも年齢を経て見方が変わったり、考え方が180度変わったりすることもある。それを舞台上でどう出すか今から本番までにしっかり練っていきたい」と意気込みを伝えた。
主人公が恋する女性の1人・アントニアを演じる小野は「大きな期待を持って、きょうから取り組んでいきたいと思います」と意気込んだ。