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にっぽん文楽出演者らが浅草寺でお練り

2016年10月14日 15:27
にっぽん文楽出演者らが浅草寺でお練り

 東京・浅草寺の境内で上演される文楽の屋外公演「にっぽん文楽in浅草観音」(15日〜18日)の出演者らが14日、同所の参道でお練りを行った。

 お練りの隊列には、人気演目「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」のあでやかな人形、八重垣姫と勝頼が加わり、観光客の目を引いた。

 その後の本堂前のあいさつでは、人形遣いの吉田和生が本公演の演目「壺坂観音霊験記 山の段」の女房お里を手に、「きょう、お練りをさせていただきまして、文楽でまさかするとは思ってなかったんですけれど、非常に感動しております」と喜びのコメント。

 夫婦愛を描いた「壺坂〜」は、奈良県の壺阪寺(南法華寺)の観音様が出てくる演目のため、「奈良の観音様と浅草の観音様のご利益をいただいて、本公演が成功に終わりますよう、我々(出演者)一同も一生懸命頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と呼びかけた。