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島津悦子、下地さんを偲び「漁火の宿」熱唱

2016年12月22日 20:11
島津悦子、下地さんを偲び「漁火の宿」熱唱

 演歌歌手の島津悦子(54)が22日、石川・金沢市内のホテルでクリスマス&バースデーディナーショーを開いた。

 金沢の男性と結婚して14年。東京と金沢の両方に居を構え、毎年、両県を往復する生活を送っており、「石川県観光大使」を務めるほか、北陸放送のラジオ番組にもレギュラー出演するなど石川でも人気を博している。
 そんな石川でのディナーショーに約500人のファンが集結。島津は金沢が舞台の楽曲「浅野川春秋」や最新シングル「紅ひと夜」のほか、今年11月に肺がんで亡くなった作詞家の下地亜記子さん(享年72)を偲んで「漁火の宿」「べらんめぇ」「人生天国」などを熱唱した。

 「漁火の宿」は下地さんが作詞し、市川昭介さん(2006年死去)が作曲。
 手売りキャンペーンで1万枚以上を売るなどメジャーデビューするきっかけとなった作品で、「この『漁火の宿』がなかったら今の島津悦子がなかったと思いますし、下地先生はいつも私のことを気にかけてくださっていたので、先生が亡くなってとても残念です。それにこの『漁火の宿』のキャンペーンをやっているときに今の主人と出会ったので、いろんな思い出が詰まった1曲です」と当時を振り返った。

 24日に55歳の誕生日を迎えるが、島津は「49歳から50歳になる時は心の中がざわざわして、精神的に落ち着かなかったんですけれど、50歳を超えたら一緒ですね(笑)。伍代夏子さんや藤あや子さんも私より先に55歳になりましたので、安心して55歳になれます」とニヤリ。
 来年4月から30周年という節目の年を迎えるが、「まさか30年も歌えるなんて、デビュー当時はまったく想像もしていませんでした。1作1作を振り返るいい機会ですし、1作1作にいろんな思い出、人生の転機がありましたので、うれしいというよりも、しっかりしなければという気持ちのほうが強いですね。でもいろんな作品を歌わせていただきましたし、人としても成長させてもらったような気がします」と話した。