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マカロニえんぴつ・はっとり「お客さんも演者も危険」 酷暑での野外フェスに意見

2023年8月21日 22:25
4人組ロックバンド・マカロニえんぴつでボーカル・ギターを務めるはっとりさんが、酷暑の中で行われる野外での夏フェスへの意見を明かしました。

音楽フェス『SUMMER SONIC 2023』に、19日の大阪公演、20日の東京公演ともに出演したマカロニえんぴつ。はっとりさんは19日の夜に公式X(旧ツイッター)を更新し、「お客さんも演者も双方に身の危険を感じる昨今の夏の野外夏フェス。たとえば日が落ちてからスタートとか、気温ピーク帯にはクーリングを挟むとか、たとえばそんな工夫もしていかないと本当に心配かも? 出演時間切り詰めて大勢アーティスト詰め込んでも、人がバタバタ倒れたら台無しだもんなあ」とコメントしました。

■「目の前でグッタリした人が…」今夏のフェスで目の当たりにした光景

そして、「夕刻帯からのスタートとなれば、フジやライジングみたくオールナイトでない限りアーティスト出演数は5〜6組?に縮小せざるを得ないので、自ずとフェスそのものの規模や形態が変わってしまうとはおもいますが。。。」と意見をつづり、「だって、歌っていたら目の前でグッタリした人が次々と車椅子で運ばれて行くんだもん。。それを見て、実際“早く終わってあげたい”なんてことを何度か考えてしまった。演奏しながら。我々には屋根があって客席は日晒しだから、なおのこと不憫…」と、今夏のフェスで目の当たりにした光景について明かしました。

さらに、「まず現状のスケジュール感だと、夕方以降のアーティストも結果的にわりと損をします。お客 “頭から最後まで観るぞー!” → 日中の過酷さに根を上げ泣く泣く帰る → 快適なはずの夜、客まばら みたいな」と、アーティスト目線での見解をコメントしました。

消防によりますと、音楽フェス『SUMMER SONIC』では19日午後1時ごろ、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで「脱水症状で10人程度、医務室に運ばれている」と119番通報がありました。熱中症のような症状を訴える観客が続出し、1人が救急搬送されたということです。


《マカロニえんぴつ》
2012年にはっとりさんを中心に神奈川県で結成。はっとりさん(ボーカル・ギター)、高野賢也さん(ベース・コーラス)、田辺由明さん(ギター・コーラス)、長谷川大喜さん(キーボード・コーラス)による4人組ロックバンド。