相葉裕樹、気合の再演「さらに面白く!」

14日からKAAT神奈川芸術劇場で開幕するミュージカル「HEADS UP!(ヘッズ・アップ!)」。舞台スタッフの奮闘を描く同作で新人の舞台監督を演じる俳優・相葉裕樹(30)に8日、当サイトが意気込みを聞いた。
タレントで俳優のラサール石井(62)が原案・作詞・演出を手掛け、観客が普段は見ることがない舞台スタッフの仕込みからバラシまでの姿を音楽を交えて描いたミュージカル作品。
相葉は、2015年の初演に続き2度目の出演で、「2年経ったことで自分自身が成長している部分があったらいいなと思いますし、(前回より)さらにブラッシュアップして楽しくて面白い作品が届けられたらなという思いで、望んでいます!」と意気込みを語った。
けいこ場では、相葉の上司にあたる舞台監督を演じる俳優・哀川翔(56)がムードメーカーを務めているそうで「翔さんが常に楽しそうにしていてくれているおかげで、ピリピリする時間もなく、楽しく和気あいあいとけいこが進んでいますね」とにっこり。
キャスト陣の顔ぶれも前回とほぼ同じため、チームワークはより深まっているといい、「グループLINEが(初演から)この2年間ずーっと稼働している。(メッセージを)送ってくるのは主に翔さんなんですけど、だいたい朝4時、5時くらいに『釣りに来たよ〜』みたいな画像がポンッと上がってきて、それにみんなが反応していくみたいな。2年前に初演は終わったんですけど、そこからなんかずーっと(共演者との関係が)続いているような感覚がある」と明かした。
新人の舞台監督という役柄にちなみ、自身が芸能界デビューしたばかりの“新人”の頃の話も聞いた。
相葉は、高校1年生の頃に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入り。当時を振り返って「よく怒られていましたね、いろいろと。今も怒られるんですけど…」と相葉。当時、通っていたダンス教室では今でも忘れられない思い出があるようで「(当時の自分は)ちょっと尖っていたんでしょうね。適当に踊ってたら(先生に)『おい小僧!なめてんのか!』みたいな感じで(怒られた)。ちょっと調子に乗っていた時期があったのかもしれないです。田舎の高校生が急に(コンテストで)賞なんかとっちゃったりしたら、そりゃ調子に乗っちゃうでしょうね。本当に気を付けていただきたいですね、新人の方には」と明かして苦笑いした。
ミュージカル「HEADS UP!」は14日〜17日までKAAT神奈川芸術劇場にて上演。その後、2018年1月から富山、長野、大阪、愛知、東京と全国を回る。