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2018年7月9日 21:08

【一問一答】父は今年も見に来る気がする

【一問一答】父は今年も見に来る気がする
(c)NNN

俳優の加藤剛さんが6月18日に亡くなったことを受け、二男で俳優の加藤頼(37)が9日、日本テレビの取材に応じた。その主な一問一答は以下の通り。

——父から俳優としてのアドバイスは?
「同じ作品に出ていて同じシーンを作る役者同士の時は、細かいことはアドバイスをし合ったり。上の立場から言わない人なので、僕がその時にどう思っているかをすごく聞きたがったし、誰の意見でも、経験の多い少ないにかかわらず、いろんな意見を吸収して、自分の表現が少しでも良くなるということを追求していた」

——役者を目指す時、父から言われたことは?
「(自分が)大学のころだったでしょうか。『お前は将来、どんなことがやりたいんだ』って聞かれて、自分の中では役者の道を選びたい気持ちはあったのですが、あまりに近くで悩んだり、苦しんだりする父も見てきましたから、あんまり軽々しく『役者をやろうと思っているんだ』って言えない時期があった。それを知ってか知らずか、父は『お前が決めることであれば、自分で責任が持てることであれば何をやったっていい。でも、自分の経験で言えば役者っていうのは、あまり勧められないな』って言われたんです。余計に自分から『役者になろうと思っている』って言えなくなっちゃって。でも、またしばらく時間を置いて『どうしても役者の道に進みたい』と意を決して先輩である父に対して言ったんです。しばらく考えていましたけど、『そうか。大変なことはよく分かっていると思うから、自分で責任が持てるんだったら、自分の思うようにやってみなさい』と後押ししてくれた。20年くらい前の記憶ですけど」

——舞台「リア王」では父と「俳優座」で同期の横内正と共演した。
「『リア王』は3年連続、今年で3年目になるんですけど、過去2回はもちろん、父も三越劇場まで見に来てくれて。また今年も『リア王』をやったら、ひょっこりと父が見に来てくれるような気がして」