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デビュー1年目のNewJeans 米ビルボードHot100入り 世界でヒットする仕掛け

2023年3月4日 13:05

■NewJeans 世界的ヒットのワケ① “懐かしい”音楽性

NewJeansをプロデュースするのは、『ADOR』の代表、ミン・ヒジンプロデューサーです。ヒジンさんはNewJeansのアルバム、音楽、振り付け、ミュージックビデオなどデビュー過程のすべての陣頭指揮をとり、2月28日には、音楽産業に大きな影響を及ぼした女性アーティスト、クリエイター、プロデューサー、経営陣などに贈られる『Billboard Women in Music』に世界で最も影響力のある女性として選出されました。

そんなヒジンさんが手がけるNewJeansの楽曲には大きな特徴が。例えば、メンバーのMINJIさんが作詞に参加した『Ditto』は、ボルチモア・クラブダンスという音楽ジャンルを、NewJeansならではの感性で再解釈して制作されたのですが、1990年代~2000年前半ごろに日本でも流行したR&Bのような雰囲気の曲調だと感じる人が多いようです。また「90年代感があって、ガルクラ(ガールクラッシュ)感がないのが良い」や、「見てるとSPEEDを思い出す」、「アラサー、アラフォーにはエモい」、「懐かしい平成のにおいを感じたい人におすすめ」などの声があがっていて、90年代がバイブルとなっている世代も魅力を感じているようです。

■NewJeans 世界的ヒットのワケ② MVに登場するノスタルジックな演出

また、メンバーが着る衣装やMVなど、ビジュアルにも仕掛けが。

楽曲『Attention』や『Hype Boy』、『OMG』での衣装は、キラキラした衣装ではなく、だぼっとしたジーンズや、ぴったりとしたTシャツ、カラフルなトップスなどを着用。

2000年代に流行したアイテムを、今流に着こなす“Year2000”を略した『Y2K』ファッションとなっています。

SNSには「等身大のかわいさ」や、「ノスタルジックを感じる」、「今時の10代らしさが出ている」などの声が集まっています。