尾上眞秀 12歳「難しかったのは涙を流すシーン」映画初出演 北陸の港町が舞台 舘ひろし75歳と共演

主演の舘さんは、「今回、私が演じたのは、すべてを捨てた元ヤクザという役どころです。“人の強さとは何か”“誰かのために生きるとはどういうことか”かつて親分に教えられたその思いを愚直に守りながら、漁師として孤独に生きようとする男を演じました」と話し、「“強い男”とは何かを考えたとき、石原裕次郎さんや渡哲也さんの生き様が頭をよぎりました」と語りました。
そして眞秀さんは、「僕にとって初めての映画だったので張り切ってやりました。幸太(役)は孤独で目が不自由な役だったので、撮影前に盲学校に行かせてもらったり色々準備をしました。お芝居の中で特に難しかったのは涙を流すシーンでした」と語り、撮影について「撮影中はたくさん美味(おい)しいものを食べました。地元の方にもとても親切にしていただきました。地震や災害の事をとても心配しています。この映画で皆さんに少しでも元気になっていただきたいと思います」とコメントを寄せました。
作品は2023年10月から12月、能登半島と富山県で撮影され、監督は映画『正体』で第48日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した藤井道人さん、そして日本を代表するキャメラマン・木村大作さんが初のタッグを組んだ映画です。