声優・寺島拓篤の信念「自分なりの価値観を持って研究することがすごく大事」【伊藤遼の声優 一答遼談】
■寺島拓篤が語る アニメ『EDENS ZERO』の見どころ
――アニメ『EDENS ZERO』、第2期の見どころは?
2期のメインになってくる敵のキャラクターがドラッケン・ジョー。1期も少し出てきたんですけど、(主人公のシキたちが)ドラッケン・ジョーとぶつかることで、だいぶ変わりますね。人との付き合い方というか、より社会を知るというか。ちょっとリアリティーがあるんですよね。僕らがいる世界と近いというか、ドラッケン・ジョーって社会派な部分も持ち合わせているキャラクターなので、そこの怖さっていうのが、2期の見どころの一つかなと思います。
■“華やかな部分を支えているのは…”未来の声優たちへ伝えたい思い
――声優を目指す人たちへアドバイスをするとしたら、どんな言葉をかけますか?
僕も声優の道まだ半ばですし、僕の妻(佐藤聡美さん)も声優で、よく家で仕事の話とかします。お互いの仕事には首を突っ込まないですけど、お互いに同じ研究をしている同僚みたいな感覚で。アニメを見ていたり、番組のナレーションを聞いていたりして、「今のすごいよね!」とかお互いに話しあったりして、常日頃から役者としての研究をしている感覚なんですよね。今、声優という職業ってすごく華やかで、憧れの対象になっているというのはすごく分かるんだけど、そうではない華の部分じゃなくて、もっと根っこの部分を見て研究してもらいたいなって。いつまでも研究できる仕事なので、僕もアフレコ現場に行ったら、先輩の背中、後輩の背中を見て「こういうふうにやるんだ」ってずっと研究しているし、家に帰っても研究しているし、ただただアニメを見ていても研究になるし。自分なりの価値観をもって研究をするっていうことがすごく大事になってくるんじゃないかなって僕は思いますね。