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【劇団四季】稽古を初公開 新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 4月に開幕

2025年2月27日 21:15
【劇団四季】稽古を初公開 新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 4月に開幕
劇団四季の海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』稽古場取材会
劇団四季の海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の稽古場取材会が27日、四季芸術センターで行われ、稽古の様子が報道陣へ初公開されました。

映画公開から40周年を迎える『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。ミュージカルでは最新技術を駆使し、主人公・マーティと変わり者博士のドクが『デロリアン』に乗りタイムトラベルする物語を表現します。ミュージカルの脚本は映画の脚本も担当したボブ・ゲイルさん、そしてプロデューサーの一人として映画の監督を務めたロバート・ゼメキスさんも携わります。

今回、稽古は3シーンが初公開。まず、第一幕第十二場は1955年にタイムトラベルしてしまったマーティがドクに助けを求めるシーン。タイムトラベルに雷を利用することを思いつき、道が開けたときに歌うナンバー『Future Boy』が披露されました。

■キャストインタビュー 演出への驚き明かす「アドリブですか!?」

稽古後に行われた合同インタビューで、マーティ・マクフライ役を務める立崇なおとさんは「マーティ役というのは、(映画で演じた)マイケル・J・フォックスさんのイメージがものすごくある作品だなと感じております。そこにリスペクトを持ちつつ、自分らしいマーティができたらなと稽古させていただいている」とコメント。

続けて、記者から“もしタイムトラベルできたらどこで何をしたいか?”という質問に、立崇さんは「タイムマシンがあったら、僕は未来に行ってみたいなと思います。過去は変えられないって思っているので、未来に行って何か確かめることをしてみたい」と笑顔を見せました。

さらに、ドク・ブラウン役を演じる野中万寿夫さんは、作品で注目してほしいポイントについて「劇団四季って元々アドリブがNGだったという時代もあった。今回に関してはどんどんアドリブを入れてみたいな演出もあるんです。“アドリブですか!?”って。“そんな今言えません”みたいな戸惑いもあった」と慣れない演出への思いを明かしました。

また、笑えるシーンも多い今作。野中さんは「誤解を承知で言ってしまうと、僕たちがやっていることはとても悲劇。劇場で第三者が見ることによって、それ(悲劇)を笑い飛ばすというような構造があるんじゃないかなと思うんですよ。だから僕らがやるべきことは笑わせに行くんじゃなくて、いかに悲劇の中に自分を置くか。それが笑いの種になっていって、ガハハと笑い飛ばしてもらえる状況を作れるんじゃないかな」と期待を込めました。

ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、4月6日に東京・竹芝のJR東日本四季劇場[秋]で開幕。これまでミュージカルとしては、ロンドンやブロードウェーで上演されています。

最終更新日:2025年2月27日 21:15