ドコモ絵文字 誕生から26年で提供終了へ MoMAにも所蔵された今も親しまれるオリジナル絵文字

■SNSには惜しむ声と視認性を求める声
1999年にスタートしたドコモのオリジナル絵文字『ドコモ絵文字』は、ケータイでメールを送るときなどに使われ、テキストだけでなく、感情や表情などさらに細かく意思疎通を図る手段となりました。
SNSでは「サービス終了するのさみしい」、「『ドコモ絵文字』が1番好きだった」、「ネコの絵文字は1番かわいかった」など惜しむコメントがあがっている一方、「ダークモード設定で絵文字を使うと見にくい」、「機種ごとに見え方が違うのがいやだ」、「入力欄に『ドコモ絵文字』とAndroid絵文字が入り交じっていて気になる」などの視認性を指摘したコメントもありました。
■誕生から26年 今も親しまれる『ドコモ絵文字』
実は、『ドコモ絵文字』の人気は今も健在。2019年にLINEの『LINE絵文字』に『ドコモ絵文字』が発売され、当時『ドコモ絵文字』を使っていた人や、ドコモではないキャリアの人も懐かしみながら使えるようになりました。また、5月3日には『ドコモ絵文字スマホチャームコレクション』というカプセルトイが発売され(店舗限定)、近年もデザインの一つとして親しまれています。
そして2016年には、この『ドコモ絵文字』がアメリカ・ニューヨークの美術館、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の1階に所蔵されました。MoMAのオフィシャルサイトによると「ドコモのデバイスのビジュアルインターフェースを強化させ、当時普及しつつあったテキストメッセージとモバイルメールを促進させた」としています。また「絵文字はテキストと組み合わせることで、より微妙なイントネーションを表現することができる」と評価しています。