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たけし軍団 結成40周年記念で舞台に挑戦 ラッシャー板前に軍団流ツッコミさく裂

2023年3月6日 21:05

■たけし軍団流の“愛あるツッコミ”さく裂

取材を行ったこの日は、メンバーたちが初めて本番同様の通し稽古を行い、舞台の流れや動き、セリフを改めて確認しました。初めて止めずに最後まで通した出来栄えを伺いました。

――初めての通し稽古の出来は何点ですか?

タカ:全体で言うと、もっとひでえ事になるかなと思ってたから“45点”くらいかなと。

ラッシャー:俺は“82点”です。

すると、この発言を聞いたタカさんからラッシャーさんへグーパンチがとんできました。

ラッシャー:いてて、久々。

タカ:愛のあるツッコミです。

ラッシャー:60歳のおやじが67歳にツッコまれてる。これがたけし軍団です(笑)

枝豆:正直言うと、ほんとに70点くらいあげててもいいと思う。この年のおやじ、まして(舞台)初めての人がいて、途中ごまかしごまかしはあったけど。それだけごまかす方法を知ってるわけよ。なんとなくそれらしいこと言って通り過ぎるとか。止まることはなかったじゃないですか。

タカ:憂怜みたいに、舞台知ってる人ならいいけど。舞台初めての人間だと、“初めての通し稽古がこれで大丈夫なのかな?”っていう、ちょっと不安がある。

柳憂怜:全然大丈夫です。もっとひどいから、ひどいのいっぱいありますから。初日の出来を考えたら。

ラッシャー:やっぱ82点ですよ。

枝豆:また殴られるよ。

ラッシャー:あぁ、すいません、間違ってました(笑)

■セリフが少ないからこその難しさ 「練習中に静かになったなと思ったら…」

――舞台で難しいシーンは?

枝豆:僕らはコントの世界でいた人間なので、芝居もそうですけど、動きで表現してた人間なので。(今回は)会話劇なので、その辺が一番のネックだったと思いますよ。一人がなんか忘れると、次が出てこないような状態じゃないですか。だから止めちゃいけないって思うから、なんかそれらしいことを言うみたいな。それでつないでいくみたいのがあるんで、すごく難しいし、先を考えると頭がくらくらしてくるよな。

タカ:俺だって大変だよ。まっちゃん(松尾伴内)と絡む怖さ。あんな独特な演技をずーっとされて。声も動きも全部『うそー!?』って。急に思いついて変な動きが入ったりするから。笑っちゃいけないと思って、こらえるのが大変よ。

ラッシャー:(俺は)逆にセリフ少ないんですけど、『どこだったかなー?』っていう戦いがあるんですよ。『誰の次だったかなー?』っていう。そこでミスったら“お前セリフ少ないのになにトチって”ってまた拳固が来ますから。その戦いがありますよ。

松尾伴内:練習中に静かになったなと思ったら『俺だ!』っていうね。
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■結成40周年イヤーはまだまだ続く?