八代亜紀さんのCD発売問題、リベンジポルノの可能性を専門家に取材 SNSで広がる批判の声

鹿児島県にあるレコード会社『ニューセンチュリーレコード』が、八代さんが20代の頃に同せいしていた人物が撮ったというフルヌード写真を2枚掲載し、21日に販売することを発表。
この発表に対し、八代亜紀さんの生前の所属事務所は「本件問題作の発表そのものは極めて不愉快な出来事であり、絶対に許すことのできないものであります」とコメントし、「刑事民事を問わず、あらゆる手続きの準備を進めているところとなります。今回のような蛮行に対しては、八代亜紀の名誉を守るため、あらゆる方策を講じてまいる用意でおります」と、この問題に対する対策を明かしていました。
SNSでは「#八代亜紀さんの尊厳を守れ」と抗議運動が広がり、「リベンジポルノを阻止する」としたオンライン署名に5000人以上が賛同するなど、CDの発売中止を求める声が挙がっています。
一方で、発売を予定している『ニューセンチュリーレコード』は公式インスタグラムで「当社は問題と成っている写真などすべての所有権を有しており売買契約書もございます。問題の写真類一式を買い取って頂ければお譲りする方針です。商品の発売中止などは行いません」と、全ての権利を保有しているとして予定通り発売することを発表。
この問題について、性暴力被害に詳しい川本瑞紀弁護士に取材すると「(八代さんは)当時からスターだからという特殊性があるので、公開を前提に取った写真であったりするとリベンジポルノにあたらない。写真そのものを見ておよそ第三者が見ることを承諾していないだろう。寝ているとか散らかった部屋であるとか、そういう物であればリベンジポルノにあたる可能性はでてきます」と答えました。
また、八代さんの生前の所属事務所は代理人弁護士を通じ、レコード会社あてに照会書及び通知書を送ったものの、期日までに回答はなかったということです。
(4月16日放送『news every.』より)