“障害があると行きづらい” 百貨店を「いろんな人が普通に来られる」場所に ヘラルボニー初の旗艦店を取材
■フランスに子会社、銀座に常設店もオープンした『ヘラルボニー』
今回、初の旗艦店をオープンした『ヘラルボニー』は、障害のある作家が描くアート作品の著作権を管理し、さまざまなビジネスを展開。障害のイメージを変え、すべての人がありのままに生きる社会の実現を目指しており、去年5月には、世界各国の革新的なスタートアップを評価する『LVMH Innovation Award 2024』で日本企業として初となるカテゴリ賞を受賞。
さらに同年7月、フランス・パリに子会社を設立したほか、先月15日には東京・銀座に都内初の常設店をオープンするなど、成長を続けている企業です。
また、障害のある作家が描いたアートが、市内を走るバスや電車のラッピングに採用されており、街に『ヘラルボニー』の活動や作品が浸透しつつあります。これまでの活動が評価され、今年1月には盛岡の魅力向上などに貢献した個人や団体を表彰する『もりおか暮らし物語賞』を受賞しています。
■コンセプトは、“新たに開かれた公園” さまざまな工夫が
こうした取り組みを続ける『ヘラルボニー』が、今回盛岡にオープンしたのが『HERALBONY ISAI PARK』。創業150年を超えるカワトク百貨店の象徴ともいえる、1階正面エントランスの並びにあるフロアの区画にオープンしました。
店内には、カフェやギャラリー、ショップが併設されており、作品を見ながら食事をしたり、作家のアート作品を使用したハンカチなどの商品を購入することができます。