6分間にかける青春「書道パフォーマンス甲子園」全国から23校が集結!高校生たちの等身大の思い
高校生が等身大の思いを表現する書道パフォーマンス甲子園。ことしはふるさとへの特別な思いを持って出場した学校もありました。
日本航空高校石川 松本朱花部長:
「まず1月に起こった能登半島地震で、被災された方々への光に少しでも私たちがなれたらなという気持ちがまず一番にあります」
元日に起こった能登半島地震。今も復興が進められる中、復興応援枠として石川県の2校が大会に出場しました。
校舎が被災し、今も学校ごと東京に移転して授業を続けている日本航空高校石川。能登のみんなの光に。そして「また能登に帰る」という思いを表しました。
そしてもう一校。
能登高校 橋本紗奈部長:
「逃げる時に家の瓦が落ちてきて実際足にあたったりして、頭の中は死の言葉しかなかった」
6人の部員全員が地元出身の能登高校。断水で水道が使えない中、雪や湧き水で筆を洗いながらパフォーマンスを続け、被災した地元を勇気づけてきました。
舞台を通して伝えるのは、支えてくれた人たちへの感謝です。
部員:
「能登半島の上に人薬と書きました。私たちは声をかけあって支え合って前を向くことができました。人が薬でした。今はまだ現実は変わっていませんが、きっと私たちの未来は輝いています」
被災地を支える思いは他のチームでも。茨城県代表の水戸葵陵高校。復興への思いを多くの人に伝えたいと、演技に手話を取り入れました。
「優勝は…鳥取城北高校」
鳥取城北高校の連覇で幕を閉じた、今年の大会。
鳥取城北高校 小林愛音部長:
「このパフォーマンスを通してわたしたち書道部が感謝したい方々すべての方々、そして見てくださったすべての方々に感謝の気持ちが 伝わればうれしいです」