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造山古墳 今年も発掘調査始まる

2024年9月24日 16:23
造山古墳 今年も発掘調査始まる

 前方後円墳として全国で4番目の規模を誇る、岡山市の造山古墳の発掘調査が今年も始まりました。

 全長350メートル、造山古墳。全国で4番目に大きい前方後円墳で、墳丘に歩いて登れる古墳としては日本一の規模を誇ります。岡山市は保護と整備を目的に2016年から発掘調査を進めていて、8回目の今回は後円部の頂上付近が対象です。

 頂上付近は5世紀当時はスロープ状でしたが、1582年の羽柴秀吉による備中高松城水攻めの際に、毛利軍が出城を築いて段差をつけ備えたとされています。

 今日(24日)から始まった調査では、当時の築城が古墳の表面をどう変化させたのか、明らかにしたいとしています。発掘調査は11月下旬までで、一般公開も行われる予定です。

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