日本テレビ系で放送中のドラマ「ホットスポット」の舞台となっている富士北麓地域が聖地巡礼に訪れるファンでにぎわっています。地元自治体もロケ地を紹介する特設ホームページを開設するなど、盛り上がりに一役買っています。

　ドラマ「ホットスポット」は富士山麓のとある町を舞台にホテルに勤めるシングルマザーの主人公が「宇宙人」とともに身近に起きる小さな事件を解決していく“地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー”です。

　ドラマには富士山の麓、富士吉田市や富士河口湖町に実在する場所や店舗などがたびたび登場。ドラマの人気とともにロケ地は聖地巡礼に訪れるファンで、今まさに“ホットスポット”となっています。

荒木キャスター
「主人公が利用する喫茶店では平日にもかかわらず、長蛇の列ができています」

　入店まで2時間以上、待つこともあるといいます。

喫茶店に並ぶファンは
「わたしは千葉（から来た）。毎回（店が）出てくるから、行きたいねと話していた。（順番が）ついに次なので、楽しみたい」

　こうした盛り上がりを自治体も見逃しません。富士吉田市ではドラマの放送開始後、市内の観光情報を掲載するホームページに特設ページを追加。撮影に使われた場所や飲食店などについて、登場するドラマの放送回とともにくわしく紹介しています。

富士吉田市富士山課 小沢智成さん
「アクセス数がアップしたと聞いている。大反響の中、富士吉田市が“ホットスポット”になっていると感じる。実際に市を訪れて歩いたりして、ただ訪れるだけではなくて、地元の商店街に行ってちゃんとお金を使っていただいて。市の食べ物だったり市の空気を吸って、大いに楽しんでもらいたい」

　クライマックスへ向けて物語の盛り上がりとともに、富士山の麓もますます熱くなりそうです。ドラマ「ホットスポット」は毎週日曜の午後10時半から放送しています。