富士北麓を舞台にしたドラマ「ホットスポット」。放送終了から1カ月が絶ってもファンの熱はまだまだ冷めていないようです。ホットスポットの盛り上がりは富士北麓以外にも及んでいます。都留市の現場を取材しました。

　都留市戸沢の温泉施設「芭蕉 月待ちの湯」です。ドラマに登場するホテルの温泉シーンは実はこちらで撮影されました。

　ドラマのロケ地だと知られるにつれて訪れるファンが増え始め、2月以降の利用者数は去年の1.5倍に上っています。

　また、施設内のレストランでドラマに登場したキーマカレーを再現して提供したところ、たちまち1番人気のメニューに。

　3月下旬からはドラマの公式グッズも販売していますが、入荷して3時間ほどで売り切れてしまう商品もあるほどの人気です。

芭蕉 月待ちの湯 美頭佑樹 支配人
「想像以上に反響があるなとうれしく思っています。ゴールデンウィークを含めて今後、“聖地巡礼”の方にも求められるサービスを提供できるようにしていきたい」

　一方、都留市上谷の博物館「ミュージアム都留」では現在、ドラマ撮影に使われた小道具が展示されています。

　主人公が勤めるホテルのアメニティなど、登場シーンを思わず思い浮かべてしまうグッズやドラマの台本もあります。

　これらの貴重な品々はドラマの撮影に全面協力したお礼として制作側から都留市に寄贈されました。

市外から訪れたファンは
「見たいなと思ってこちらの方まで来たんですが、台本とかなかなか見る機会がないので。すごいですね、こんなに見られるなんて」

佐藤記者
「一角にはフォトスポットも用意されていて、このようにドラマのワンシーンを再現した写真を撮ることもできます」

　展示を始めた3月下旬以降、来館者の数は去年の同じ時期の5倍に増えたといいます。

都留市産業課 長坂悠也さん
「最初は市内だけで盛り上がっているのかと思っていたんですが市外や県外の方も多く来場していると聞き影響力の大きさにとてもびっくりしています。ドラマをきっかけに都留市を知ってもらい、多くの方に訪れてもらえたらうれしい」

　この展示は5月29日まで、行われるということで、 ゴールデンウィークのホットスポットになりそうです。